2013年、最も特許資産規模が多い起業は? 【化学業界】特許資産規模ランキング

化学業界の特許資産規模ランキング トップ3は富士フイルム、花王、積水化学工業

特許分析を行なっているパテント・リザルトは2013年10月11日(金)、独自に分類した「化学」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「化学業界 特許資産規模ランキング」を発表しました。

このランキングは、2012年4月1日から2013年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、出願された特許の技術の注目度を指標化した「パテントスコア」を算出。企業の特許総合力をランキング化したものです。

第1位は昨年と同様、富士フイルム。注目度の高い特許には「低抵抗化と視野性の向上を両立できるタッチパネル用導電シート」「ネットワーク上にアップロードされた複数の画像の中から、被写体に関連する画像群を自動的に分類し、嗜好に応じて複数のユーザ間で共有する画像シェアリング」に関する技術などがあります。

第2位は、前年度の4位からランクアップした花王でした。注目度の高い技術として「酸素や二酸化炭素、窒素などの各種ガスの透過を抑制するガスバリア用材料」「トマトやキュウリ、イチゴ、ナスなどの果菜類の増収栽培方法」などが挙げられます。

第3位は積水化学工業。注目度の高い特許には「車両や住宅内など臭気が問題となる閉空間等で用いられるアクリル系粘着剤」や「利用者に合わせて報知内容を設定できる地震報知装置」に関する技術などがあります

また、前年度の14位から6ランク上昇した8位のJSRは、「精度の高いパターンを形成することができるとともに、有機成分の熱分解性に優れ、かつ、焼成後に収縮の少ない感光性樹脂層を有する感光性フィルム」や「耐熱性、耐紫外線性、光透過性に優れ、かつ高い屈折率を有する硬化体が得られるシロキサン系組成物」などが注目度の高い特許として挙げらる、としています。

特許資産規模ランキング トップ10 【化学業界】

順位 前年
順位
企業名 特許資産
規模
(pt)
登録
件数
1
1
富士フイルム 68,474 2,311
2
4
花王 29,709 1,245
3
2
積水化学工業 24,673 453
4
3
日東電工 22,196 697
5
5
DIC 21,357 400
6
7
住友化学 20,170 821
7
6
日立化成 18,763 495
8
14
JSR 16,064 483
9
8
昭和電工 14,959 423
10
10
三菱化学 13,666 433

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経済企業

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