大企業グループはさらに大きくなり、同時に公企業が躍進する韓国の大企業

日本のウェブメディア「JBpress」(日本ビジネスプレス運営)は2014年4月16日(水)、韓国の公正取引委員会が4月1日に恒例の大企業グループ資産規模ランキング(相互出資制限企業集団指定現況)を公表したと報道しています。

同報道によると、韓国で最も資産が大きい企業は、サムスングループ。その資産は331兆ウォン(約32兆4000万円)と、第2位の韓国電力公社の187兆ウォン(約18兆3000万円)を大きく引き離しています。

第3位は現代自動車が昨年からランクアップ! 資産は181兆ウォン(約17兆7000万円)でした。

韓国の公正取引委員会の「大企業グループ資産規模ランキング」は、資産規模が5兆ウォン以上の企業グループを毎年選定して、グループ内企業間の相互出資や債務保証を禁止しており、系列の保険会社に対する議決権行使も制限するなど規制しています。

このランキングは韓国では「財閥ランキング」とも呼ばれ、各財閥グループの総帥のメンツをかけた戦いでもあるようです。

「JBpress」の報道によると、同韓国電力公社など上位の顔ぶれはここ数年変わらないものの、最近の韓国の産業界で起きている構造的な変化が浮かび上がってくる、としています。

2014年に資産規模が5兆ウォン以上だった企業は合計63グループで、新たに5つのグループが「資産5兆ウォン以上」の企業入りを果たし、4つのグループが外れました。

ランキングから外れた4グループのうち、東洋、韓国投資金融、STX、熊津の3グループはいずれも経営危機に陥り、わずか1年間で、韓国でも有名なグループが3つ「消えた」こととなるとしています。

一方で、新たにランキング入りした5グループの内、3グループが韓国石油公社、韓国地域暖房公社、ソウルメトロ。「公企業の躍進」が目立ちします。

また、サムスン、現代自動車、SK、LGの民間上位4グループの資産規模が上位30民間グループの資産規模に占める割合は実に52%にもなります。2010年における割合46%から大きく上昇しています。

つまり、韓国の大企業では“大きいグループはさらに大きく”なり、“公企業の存在が拡大している”傾向があることになります。

「JBpress」の韓国の大企業資産ランキングから見えることでは、詳細な分析が掲載されています。

Samsung High Definition Video Ad
Samsung High Definition Video Ad / Kevin Krejci

韓国の大企業グループ資産ランキング トップ30

  • 第1位 サムスン 331兆ウォン
  • 第2位 韓国電力公社 187兆ウォン
  • 第3位 現代自動車 181兆ウォン
  • 第4位 韓国土地住宅公社 174兆ウォン
  • 第5位 SK 145兆ウォン
  • 第6位 LG 102兆ウォン
  • 第7位 ロッテ 92兆ウォン
  • 第8位 ポスコ 84兆ウォン
  • 第9位 現代重工業 58兆ウォン
  • 第10位 GS 58兆ウォン
  • 第11位 韓国道路公社 54兆ウォン
  • 第12位 韓国ガス公社 42兆ウォン
  • 第13位 農協 41兆ウォン
  • 第14位 韓進 40兆ウォン
  • 第15位 ハンファ 37兆ウォン
  • 第16位 KT 35兆ウォン
  • 第17位 斗山 30兆ウォン
  • 第18位 韓国水資源公社 26兆ウォン
  • 第19位 新世界 25兆ウォン
  • 第20位 CJ 24兆ウォン
  • 第21位 韓国石油公社 23兆ウォン
  • 第22位 韓国鉄道公社 22兆ウォン
  • 第23位 LS 20兆ウォン
  • 第24位 大宇造船海洋 18兆ウォン
  • 第25位 錦湖アシアナ 18兆ウォン
  • 第26位 東部 18兆ウォン
  • 第27位 大林 16兆ウォン
  • 第28位 富栄 16兆ウォン
  • 第29位 現代 14兆ウォン
  • 第30位 OCI 12兆ウォン

参考URL