2012年の都市別外国人観光客ランキングで香港がトップ、東京は36位

イギリスの大手市場調査会社のユーロモニター(Euromonitor) は2014年1月26日(日)、「都市別外国人観光客ランキング トップ100」(Top 100 City Destinations Ranking)を発表しました。

1972年に創立されたユーロモニターは、世界的規模で企業および市場の分析を行っている世界的な市場調査です。ライフスタイル、人口構成、社会経済的データの調査対象国は206ヵ国に及びます。

今回発表された「都市別外国人観光客ランキング」は、世界各地の都市ごとに、政府統計や空港への到着者数を含むさまざまな旅行データを分析したもの。公式な統計の収集に時間がかかるため、2012年版のデータが最新となっています。

さて、同調査によると2012年に最も多くの外国人観光客が訪れた都市は、2380万人もの人間が訪れた香港でした。

2012年に中国から香港を訪れた人数は、前年比11.1%増で、香港を訪問した者全体の63.5%を占めていました。

香港は、中国とは異なる税関・入国管理システムを持ち、中国本土からの観光客を海外からの観光客とみなしています。

2009年の同ランキングでは、香港は第10位。訪問客数は700万人強にすぎませんでしたが、2010年には、中国からの観光客が一気に増えています。

次いで、第2位はシンガポール(2130万人)でした。シンガポールでも中国本土から旅行者は大きなプレゼンスを占めており、中国旅行者はシンガポールにとって3番目に大きな市場となっているとしています。

とはいえ、中国本土からの旅行者が占める割合は全体の 9.6%で、メインとなるのは、マレーシアおよびインドネシアからの旅行者です。

第3位はバンコク(1580万人)でした。バンコクでも、中国本土からの旅行者は非常に大きな伸びを見せています。近年、タイを訪れる中国人観光客は非常に増加しており、2012年の中国人旅行の市場は、実に62%もの成長を見せており、タイの旅行業界にとって最大の市場を形作っています。

中国のコメデー映画「ロスト・イン・タイランド」の成功により、中国人の間で一気にタイ人気が高まった、という興味深い現象が起きています。

日本の都市は?と言えば、東京が第36位にランクインしています。

ランキングを見ると、アジアの都市の人気ぶりが伺えます。トップ5の内、4都市がアジアの都市で占められ、トップ10でも6都市がアジアの都市。トップ100を見ると、西欧諸国からは20都市がランクインしていることに比べて、アジアの都市は32都市もランクイン、全体の約3割を占めています。

一方、海外旅行に行く人数が最も多かったのはドイツでした。次いで、アメリカ、イギリス、中国、ロシアが続きました。

ユーロモニターは、2017年には中国、ドイツ、ロシアの順になると予想しています。

都市別外国人観光客ランキング トップ30(2012年データ)

  • 第1位 香港
  • 第2位 シンガポール
  • 第3位 バンコク
  • 第4位 ロンドン
  • 第5位 マカオ
  • 第6位 クアラルンプール
  • 第7位 深圳
  • 第8位 ニューヨーク
  • 第9位 アンタルヤ(トルコ)
  • 第10位 パリ
  • 第11位 イスタンブール(トルコ)
  • 第12位 ローマ(イタリア)
  • 第13位 ドバイ(アラブ首長国連邦)
  • 第14位 広州(中国)
  • 第15位 プーケット(タイ)
  • 第16位 メッカ(サウジアラビア)
  • 第17位 パタヤ(タイ)
  • 第18位 台北(台湾)
  • 第19位 プラハ(チェコ)
  • 第20位 上海(中国)
  • 第21位 ラスベガス(アメリカ)
  • 第22位 アイアミ(アメリカ)
  • 第23位 バルセロナ(スペイン)
  • 第24位 モスクワ(ロシア)
  • 第25位 北京(中国)
  • 第26位 ロスアンジェロス(アメリカ)
  • 第27位 ブタペスト(ハンガリー)
  • 第28位 ウィーン(オーストリア)
  • 第29位 アムステルダム(オランダ)
  • 第30位 ソフィア(ブルガリア)

参考URL