日本は世界第59位。今年もランクダウンした日本の報道の自由度

国際的なジャーナリストの団体「国境なき記者団」2014年2月12日(水)、「世界報道の自由度ランキング 2014」(World press freedom index 2014)を発表しました。

1985年にフランスで設立された「国境なき記者団」は、紛争地域などで暴行や誘拐を受けたジャーナリストの保護や救出を目的に活動している非政府組織(NGO)です。

毎年、発表されている「世界報道の自由度ランキング」は、世界各国・地域での報道の検閲の状況、法的枠組み、透明性、インフラなどの項目で、世界180カ国・地域を対象に採点して、報道の自由度を順位付けしたものです。

2014年、報道の自由度が最も高かったのは、北欧のフィンランドでした。

次いで、第2位はオランダ、第3位はノルウェー、第4位はルクセンブルグ、第5位はアンドラ公国(フランスとスペインにある小さな国です)、第6位はリヒテンシュタイン、第7位はデンマーク、第8位はアイスランド、第9位はニュージーランド、第10位はスゥエーデンでした。

トップ10位内を見ると、ほぼ北欧と西洋の国で占められています。

一方、日本は?と見ると第59位でした。日本の過去のランキングを見ると、2009年は第17位、2010年は第11位と、世界でもトップクラスの報道の自由度があると評価されていました。

ところが、2013年は53位と大幅にランクダウン。2014年は、さらにランクを下げての第59位です。

順位を下げた理由は「特定秘密保護法」の成立と「福島第一原発の報道の状況」です。

同ランキングのレポートによると、「特定秘密保護法」の成立によって、「調査報道、公共の利益、情報源の秘匿が全て犠牲になる」とコメントしています。

福島第一原発の報道の状況についても、「福島の事故以来、『記者クラブ』という日本独特のシステムによって、フリーランスや外国人記者への差別が増えている」とコメントしています。

日本の順位は「アジア」の括りで見ても、台湾の第50位、、韓国の第57位を下回っています。 なお、評価の対象となった180カ国・地域中、世界で最も報道の自由がない国となったのは、アフリカ北東部に位置するエリトリア(Eritrea)でした。

世界の報道自由度ランキング 2014 トップ30

  • 第1位 フィンランド
  • 第2位 オランダ
  • 第3位 ノルウェー
  • 第4位 ルクセンブルグ
  • 第5位 アンドラ公国
  • 第6位 リヒテンシュタイン
  • 第7位 デンマーク
  • 第8位 アイスランド
  • 第9位 ニュージーランド
  • 第10位 スゥエーデン
  • 第11位 エストニア
  • 第12位 オーストリア
  • 第13位 チェコ
  • 第14位 ドイツ
  • 第15位 スイス
  • 第16位 アイルランド
  • 第17位 ジャマイカ
  • 第18位 カナダ
  • 第19位 ポーランド
  • 第20位 スロバキア
  • 第21位 コスタリカ
  • 第22位 ナミビア
  • 第23位 ベルギー
  • 第24位 カーボベルデ
  • 第25位 キプロス
  • 第26位 ウルグアイ
  • 第27位 ガーナ
  • 第28位 オーストラリア
  • 第29位 ベリーズ
  • 第30位 ポルトガル

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