世界で最も入場者が多い美術館・博物館は? 2012年世界の美術館・博物館の来館者ランキング
2012年世界の美術館来館者ランキングのトップはルーブル美術館(972万人)
さる2013年6月にNPO団体のThemed Entertainment Association (TEA)
と世界的に建築・設計、コンサルティングサービスを提供するAECOM
が世界の美術館来館者ランキングの2012年版を発表しました。
この調査レポートは、毎年発表されるもので、世界の娯楽施設、公園やリゾート地などの訪問者数の順位を網羅しています。先ごろ発表された2012年版の報告書には、新たに美術館・博物館の項目も追加されました。
このレポートによると、2012年世界で最も来館者数が多かった美術館・博物館はパリのルーブル美術館でした。972万人もの人間が訪れています。
次いで第2位は、年間760万人の来館者がある、アメリカの首都ワシントンにある国立自然史博物館でした。
National Museum of Natural History / Silveira Neto
第3位は同じくワシントンにある国立航空宇宙博物館で、年間来館者数は680万人でした。
National Air and Space Museum / NCinDC
また、来館者数ランキングの上位20位を見ると、10の美術館・博物館はヨーロッパにあり、そのうちの5つはロンドンにありました。
北米は6つで、そのうち4つは首都ワシントンにあり、スミソニアン協会関連が3つを占めました。
アジア太平洋地域は4つで、そのうちの3つは中国でした。
日本の美術館・博物館はトップ20位内にはランクインしていません。アジア太平洋地区で見ると、201万4000人の来館者があった国立科学博物館(東京)が第9位にランクインしています。
なお、今回の報告書は北米、欧州、アジア太平洋地域を対象としたもので、オーストラリアとカナダの博物館らの入場者数も含まれています。アフリカや中南米は入っていません。
2012年世界の美術館・博物館の来館者ランキング トップ20
- 第1位 ルーブル美術館(Louvre) パリ 972万人(有料)
- 第2位 国立自然史博物館(National museum of natural history) ワシントン 760万人(無料)
- 第3位 国立航空宇宙博物(National Air and Space Museum) ワシントン 680万人(無料)
- 第4位 メトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art) ニューヨーク 611万6000人(有料)
- 第5位 大英博物館(British Museum) ロンドン 557万6000人(無料)
- 第6位 テート・モダン(Tate Modern) ロンドン 531万9000人(無料)
- 第7位 ナショナル・ギャラリー(National Gallery) ロンドン 516万4000人(無料)
- 第8位 バチカン美術館(Musei Vaticani) バチカン 506万5000人(有料)
- 第9位 アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History) ニューヨーク 500万人(有料)
- 第10位 自然史博物館(Natural History Museum)ロンドン 493万6000人(無料)
- 第11位 国立アメリカ歴史博物館(National_Museum_of_American_History) ワシントン 480万人(無料)
- 第12位 故宮博物院(National Palace Museum) 台北 436万1000人(有料)
- 第13位 ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(National Gallery of Art) ワシントン 420万人(無料)
- 第14位 中国国家博物館(National Museum of China) 北京 410万人(無料)
- 第15位 ポンピドゥー・センター(Centre Pompidou) パリ 380万人(有料)
- 第16位 オルセー美術館(Musée d’Orsay) パリ 357万9000人(有料)
- 第17位 ヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum) ロンドン 323万2000人(無料)
- 第18位 韓国国立中央博物館(National Museum of Korea) ソウル 312万8000人(無料)
- 第19位 中国地質博物館(Geological Museum of China) 北京 300万人(有料)
- 第20位 サイエンス・ミュージアム(Science Museum) ロンドン 299万人(無料)
参考URL
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2012 teh AECOM tema Indeks
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