2013年、最も特許資産規模が多い企業は? 【情報通信業界】特許資産規模ランキング
情報通信業界の特許資産規模ランキング 1位はNTT、2位はNTTコモ、3位はMICROSOFTに。
特許分析を行なっているパテント・リザルトは2013年10月7日(木)、独自に分類した「情報通信」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「情報通信 特許資産規模ランキング」を発表しました。
その結果、第1位はNTT、第2位はNTTコモ、第3位はMICROSOFTとなりました。
このランキングは、2012年4月1日から2013年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、出願された特許の技術の注目度を指標化した「パテントスコア」を算出。企業の特許総合力をランキング化したものです。
第1位となったNTTの注目度の高い特許には「位相変調された光信号を復調する光遅延干渉回路」に関する技術、「現場での組立作業性に優れた光ファイバコネクタ」に関する技術などが挙げられています。
第2位のNTTドコモには「LTE通信システムにおいて、高精度な干渉推定を考慮し、下りリンクのチャネル品質測定用参照信号を送受信する無線基地局、移動端末装置」に関する技術が注目度の高い技術の1つに挙げられています。
第3位の米MICROSOFTは幅広い分野への出願が見られ、「デジタル計算機のユーザインターフェイス」「計算機間の情報転送」「TV信号の圧縮,符号化方式」などの分野に強みがある、としています。
第4位のヤフーの注目度の高い特許には「テレビ番組で紹介されたウェブコンテンツに対して、テレビ番組内で放送された広告と連動した広告を配信する技術」「音声検索における音声認識精度の向上」に関する技術などが挙げられています。
また楽天は昨年度の第9位からから3ランクアップして第6位と急上昇しています。注目度の高い特許には、「クレジットカードなどの契約者に対し、カードが使用されたことを迅速に通知するシステム」などの技術があります。
その他、ディー・エヌ・エー、Google、タイトーなどが、昨年度から大きく順位を上げています。
特許資産規模ランキング トップ10 【情報通信業界】
順位 | 前年 順位 |
企業名 | 特許資産 規模 (pt) |
登録 件数 |
---|---|---|---|---|
NTT | 39,795 | 1,697 | ||
NTTドコモ | 24,841 | 1,022 | ||
MICROSOFT | 18,261 | 582 | ||
ヤフー | 16,131 | 490 | ||
ERICSSON | 15,129 | 511 | ||
楽天 | 11,032 | 188 | ||
コナミデジタルエンタテインメント | 10,006 | 295 | ||
日本放送協会 | 6,635 | 339 | ||
任天堂 | 5,347 | 195 | ||
KDDI | 4,993 | 376 |
※業種分類の見直しを行ったため、前年順位は昨年度発表のものと異なります
参考URL
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【情報通信】特許資産規模ランキング、トップ3はNTT、NTTドコモ、MICROSOFT – 楽天が躍進
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