2013年世界で一番、男女平等の国は？　世界経済フォーラムの男女平等ランキング

2013年10月31日

男女平等ランキングの首位は、4年連続でアイスランド！

「ダボス会議」の主催で知られる世界経済フォーラムは2013年10月25日（金）、社会進出などでの男女平等度に関する2013年のランキング「The Global Gender Gap Report 2013」を発表しました。

同レポートによる「2013年男女平等ランキング」（The Global Gender Gap Index 2013 rankings）によると、
トップは5年連続でアイスランド。一方、日本は対象となった136カ国の中で第105位。前年から4つランクダウンをして過去最低でした。

世界経済フォーラム（World Economic Forum）は、ビジネス、政治、アカデミア、その他の社会におけるリーダーたちが連携して世界情勢の改善に取り組む非営利財団の国際機関。

毎年1月末にスイスのリゾート地、ダボスで開催される年次総会を開催でお馴染みです。

2006年からスタートした「男女平等ランキング」は、男女格差について、経済面、教育面、政治面、健康面という4つの項目で評価したもの。

今回、第1位となったアイスランドは4年連続でトップを保持しています。第2位のフィンランドは、前回も2位、前々回は3位。さらに第3位はノルウェー、第4位はスウェーデンと北欧勢が続き、第5位がフィリピンとなっています。

今回に限らず、例年上位に位置している北部ヨーロッパの国々は、先進国かつ小さな国の福祉国家です。

では、欧米の大国は？　といえば、ドイツが第10位、イギリスは第18位、アメリカは第23位となっています。

さらにフランスは第45位、イタリアは第71位と、かなりランクは下になっています。

そして、日本は前年より4つもランクダウンしての第105位。日本は、識字率や高校までの教育水準では世界第1位ですが、経済で104位、政治では118位と低評価。

つまり、経済的な機会均等、そして女性の政治家が少なく政治参加という面で、男女の格差が大きいと判断されたことが全体の評価を下げています。

経済協力開発機構（OECD）加盟国で日本より順位が低いのは第111位の韓国だけでした。

なお、アジアで最も男女が平等な国は、第5位のフィリピン。フィリピンは大学や専門学校に進学する人に占める女性の比率が世界で最も高く、政治への参加も世界で第10位と高く評価されています。

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