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2015年8月1日、スーパーコンピュータの省電力性能ランキング「Green500」の2015年上半期のランキングが発表されました。
同ランキングにて、日本のベンチャー企業、PEZYグループが開発したスパコンが第1位~第3位までを独占しました。
2007年からスタートした「Green500」プロジェクトは、スーパーコンピュータの単位消費電力当たりの演算性能ランキングです。
スパコンの平均性能を平均消費電力で割り、1演算当たりの消費電力を評価基準として、上位500位をラン付けしています。
第1位に輝いたのは、PEZYグループが理化学研究所に納入した「Shoubu」(菖蒲)でした。「Shoubu」(菖蒲)は、7031.58MFLOPS/Wを記録。7GFLOPS/Wを超える初めてのスパコンになりました。
第2位は、PEZYグループが高エネルギー加速器研究機構に納入した「Suiren Blue」(青睡蓮)。
第3位は、同じくPEZYグループが高エネルギー加速器研究機構に納入した「Suiren」(睡蓮)でした。
PEZYグループは、コアプロセッサを開発する株式会社PEZY Computing、液浸冷却装置を手がける株式会社ExaScaler、3次元積層メモリのウルトラメモリ株式会社から成る、日本のスーパーコンピュータ開発ベンチャー企業です。
PEZYグループのシステムは、ほぼ全ての技術をゼロベースから独自に開発。経済産業省独立行政法人NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成を受けて開発が行なわれています。
スパコンは並列計算でパフォーマンスを向上させてきましたが、消費電力が膨大なものになるという問題点が指摘されています。
例えば、「TOP 500」で第1位となった中国のスパコン「Tianhe-2(天河二号)」は20MW(メガワット)。一般家庭でいえば1万件にも相当するという膨大な電力を消費します。スパコンの年間電気料金は「億円」単位になるほど、べらぼーな金食い虫です。
性能当たりの電力効率を示す「Green 500」が注目されているワケがここにあります。
スパコン名の後の数字は、消費電力1ワット当たりの実効演算性能。単位はMFLOPS。