母子の保護に関する詳細な調査報告「母の日レポート」

子供を支援する民間国際援助団体の「セーブ・ザ・チルドレン」(Save the Children)は2014年5月6日(火)、「お母さんにやさしい国ランキング2014」を発表しました。

同ランキングによると、世界で最もお母さんに最もやさしい国はフィンランド。一方、ソマリアが最もやさしくない国という結果になりました。

同ランキングは、セーブ・ザ・チルドレンが母親を通して子どもについて考えるきっかけを作ることを目的として作成した「母の日レポート」(State of the World’s Mothers)として公表されています。

15回目となる今年は、178カ国を対象に母親と子どもの状況を分析すると共に、紛争や自然災害などによる人道危機下で生存が脅かされる母子の保護に関する詳細な調査報告を行っています。

同ランキングは、1)妊産婦死亡の生涯リスク、2)5歳未満児の死亡率、3)公教育の在籍年数、4)国民1人当たりの所得、5)女性議員の割合、の合計5つの指標を総合的に評価した「母親指標(Mother’s Index)」の5つの指標を基に、保健・栄養、教育、経済、政治への女性参加を総合的に勘案して算出されたもの。

さて、第1位のフィンランドに続き、お母さんにやさしい国ランキングの第2位はノルウェー、第3位はスウェーデンでした。

ランキング上位を占めるのは、全ての指標において他国より高い水準に達している北欧をはじめとする欧州各国です。

その一方、西および中央アフリカ諸国が、下位10カ国中9カ国を占めました。下位10カ国中6カ国は現在進行形で深刻な人道危機の事態に直面しており、これらの国々で母子が置かれている状況は悲惨を極めている、と指摘しています。

日本は、一昨年に続き今年も順位を1つ下げて第32位へとランクダウンしています。日本は、先進7カ国(G7)の中でも最下位でした。

日本は、保健・栄養、教育、経済の分野ではトップの国々と同じ水準であるにも関わらず、女性の政治への参加の指標となる女性議員の割合が昨年の11.3%よりも更に少ない10.8%。

この数字は、ランキングトップのフィンランドの42.5%と大きな開きがあります。しかも、最下位ソマリアの13.8%よりも低い数字でした。

公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの公式サイトには、母の日レポート2014 フルレポート(英語PDFファイル)、母の日レポート2014 概要(日本語PDFファイル)、プレスリリースPDFファイルがアップされています。

お母さんにやさしい国ランキング2014 トップ30

  • 第1位 フィンランド
  • 第2位 ノルウェー
  • 第3位 スウェーデン
  • 第4位 アイスランド
  • 第5位 オランダ
  • 第6位 デンマーク
  • 第7位 スペイン
  • 第8位 ドイツ
  • 第9位 オーストラリア
  • 第9位 ベルギー
  • 第11位 イタリア
  • 第12位 オーストリア
  • 第13位 スイス
  • 第14位 ポルトガル
  • 第15位 シンガポール
  • 第16位 ニュージーランド
  • 第17位 スロにベニア
  • 第18位 カナダ
  • 第19位 アイルランド
  • 第20位 フランス
  • 第20位 ギリシャ
  • 第22位 ルクセンブルグ
  • 第23位 エストニア
  • 第24位 チェコ
  • 第25位 リトアニア
  • 第26位 ベラルーシ
  • 第26位 イギリス
  • 第28位 イスラエル
  • 第29位 ポーランド
  • 第30位 韓国

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