2015年版全米大学ランキング by USニュース・アンド・ワールド・レポート

2014年9月22日

アメリカで最も古くからある大学ランキング調査「USニュース・アンド・ワールド・レポート」による「2015年版全米大学ランキング」

アメリカの時事解説誌の「USニュース・アンド・ワールド・レポート」は先ごろ、毎年恒例の「2015年版の大学ランキング」を発表しました。

同ランキングの「ナショナル・ユニバーシティ・ランキング」(National Universities Rankings)を見ると、第1位となったのはプリンストン大学。

次いで、第2位がハーバード大学、第3位はイェール大学でした。

また「ナショナル・リベラルアーツ大学」(National Liberal Arts Colleges Rankings)のカテゴリーでは、ウィリアムズ大学が12年連続で第1位に輝いています。

第2位はアマースト大学、第3位がスワースモア大学でした。

「USニュース・アンド・ワールド・レポート」による「大学ランキング」とは

「USニュース・アンド・ワールド・レポート」による「大学ランキング」(College and University Rankings)は1983年から発表されており、アメリカで最も古くからある大学ランキング調査。

毎年、大学の評判や実績を示す指標として全米で注目されている大学の格付けランキングです。

今年で30年目となる同ランキングは、約1800ある米国の大学を対象に、リベラル・アーツ・カレッジ、分野別の単科大学、地域別あるいは全国的な総合大学ごとに、上位40校のランキングが発表されています。

経済誌の「フォーブス」など、他の大学ランキングと差別化を図るため、大学の価値や民族・経済の多様性、退役軍人向けのランキングが追加されています。

現在、アメリカでは学生ローンの増加や新卒者の雇用情勢が不安定であることを背景に、大学のランキングや格付けが増えています。

2015年版の大学ランキング by USニュース・アンド・ワールド・レポート

ナショナル・ユニバーシティ・ランキング トップ10

  • 第1位 プリンストン大学
  • 第2位 ハーバード大学
  • 第3位 イェール大学
  • 第4位 コロンビア大学
  • 第4位 スタンフォード大学
  • 第4位 シカゴ大学
  • 第7位 MIT
  • 第8位 デューク大学
  • 第9位 ペンシルバニア大学
  • 第10位 カルテック

ナショナル・リベラルアーツ・カレッジ・ランキング トップ10

  • 第1位 ウイリアムズ・カレッジ
  • 第2位 アムハースト・カレッジ
  • 第3位 スワースモア・カレッジ
  • 第4位 ウエウズレー・カレッジ
  • 第5位 ボウドイン・カレッジ
  • 第6位 ポモナ・カレッジ
  • 第7位 ミドルベリー・カレッジ
  • 第8位 カールトン・カレッジ
  • 第8位 クレアモント・マッケンナ・カレッジ
  • 第8位 ハーバーフォード・カレッジ

参考URL

発表された全てのカテゴリーのランキング
Best College Rankings and Lists

大学ランキングについて

さて、全米の大学ランキングは「フォーブス」誌や「USニュース・アンド・ワールド・レポート」が有名ですが、世界の大学ランキングでは、
イギリスの高等教育専門週刊誌「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」の
「THE世界大学ランキング」や
イギリスの大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ社(Quacquarelli Symonds :QS)」による「QS世界大学ランキング」、あるいは上海交通大学の高等教育研究所・世界一流大学研究センターが発表している「世界大学学術ランキング」などが有名です。

現在、アメリカに限らず、ヨーロッパでも日本でも、大学ランキングは加熱気味にクローズアップされています。

大学ランキングの指標は、それぞれ異なりますが、論文の被引用数と大学研究に関する教員による評判調査は非常に重要視されています。

つまり、これらの指標の評価を上げれば大学ランキングがアップすることに繋がります。

しかし、そのことが本当に大学の客観的な評価とイコールかと言えば、そうでもなさそうです。

大学ランキングとは、多様な価値を持つ大学のある一面を評価したもの、として“賢くつきあう”必要がありそうです。

参考記事:
世界大学ランキング指標にみる危さ – BLOGOS

学校大学

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