2015年観光競争力ランキング by 世界経済フォーラム
2年ごとに発表されている世界経済フォーラムの「旅行・観光競争力ランキング」
ダボス会議の主催で知られる「世界経済フォーラム」(WEF、World Economic Forum)は2015年5月6日(水)、「2015年版旅行・観光競争ランキング」を発表しました。
世界141か国中、ランキングの第1位は、前回第4位だったスペインがランクアップして首位につきました。
第2位はフランス(前回第7位)、第3位がドイツ(前回第2位)でした。
ランキング上位は、欧米の国々でほぼ独占された結果となりました。
「世界経済フォーラム」は2007年から旅行・観光業の世界各国(地域)の事業環境に関する研究報告書「旅行・観光競争力レポート」(Travel and Tourism Competitiveness Report)を発表しています。
同レポートは、旅行・観光業向けに世界各国(地域)の事業環境に関する評価を、「旅行・観光競争力ランキング」として算出。各国(地域)の具体的なプロフィールや補足情報を提供しています。
ランキングの評価基準は、前回(2013年)から大きく変更されました。
具体的には、観光に関わる環境、政策、インフラ、自然・文化資源の4つのサブインデックス(Subindex)と、各サブインデックスに付随する合計14項目、さらに各項目に付随する合計90ものサブ項目ごとにランキング化されています。
国際的に公表された既存データの引用に加え、世界経済フォーラムが各国(地域)で投資判断を行う上級管理層・経営幹部を対象に実施したアンケート結果データも併用していることが特徴です。
日本の旅行・観光競争力は世界第9位、アジアではトップ!
日本は世界141か国・地域の中で第9位にランクイン。前回(2013年)の第14位から大きくランクアップしており、2007年の調査開始以来、過去最高の順位。
アジア地域ではトップとなった日本は、文化といった観光資源、安全、衛生、交通インフラなどの点で高い評価を獲得。
その一方で、価格競争などの点では低い評価でした。
2015年版旅行・観光競争力ランキング トップ30
- 第1位 スペイン
- 第2位 フランス
- 第3位 ドイツ
- 第4位 アメリカ
- 第5位 イギリス
- 第6位 スイス
- 第7位 オーストラリア
- 第8位 イタリア
- 第9位 日本
- 第10位 カナダ
- 第11位 シンガポール
- 第12位 オーストリア
- 第13位 香港
- 第14位 オランダ
- 第15位 ポルトガル
- 第16位 ニュージーランド
- 第17位 中国
- 第18位 アイスランド
- 第19位 アイルランド
- 第20位 ノルウェー
- 第21位 ベルギー
- 第22位 フィンランド
- 第23位 スウェーデン
- 第24位 アラブ首長国連邦
- 第25位 マレーシア
- 第26位 ルクセンブルク
- 第27位 デンマーク
- 第28位 ブラジル
- 第29位 韓国
- 第30位 メキシコ
参考URL
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The Travel & Tourism Competitiveness Report 2015
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The Travel & Tourism
Competitiveness Report 2015(2015年版旅行・観光競争力レポート 英語 PDF書類)
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The Travel & Tourism
Competitiveness Report 2015(2015年版旅行・観光競争力レポートの日本語サマリー PDF書類)
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