2013年上半期、最も面白かった小説・マンガは? ダ・ヴィンチが2013年上半期版「Book of the Year」を発表!

2013年6月29日

本とコミックの情報マガジン「ダ・ヴィンチ」による2013上半期「本のランキング」/ 2013年6月6日(木)

2013年6月6日(木)に発売された本とコミックの情報マガジン「ダ・ヴィンチ」7月号で「Book of the Year」の2013年上半期版が発表されました。

このランキングがユニークな点は、本の目利きたちが「その年もっとも面白かった本」を選ぶという点です。具体的には、全国の書店員、そして作家、書評家、ライター、ダ・ヴィンチ」編集部員らによって構成された選考委員です。

2012年10月1日~2013年4月6日に発売された書籍の中から、オススメの5冊をジャンルごとにアンケートを実施。合計1025名からの回答をもとにランキングが決定されています。

なお、同ランキングは2012年からは総合ランキングを廃止して、「小説」「男性誌マンガ」「女性誌マンガ」「文庫」などジャンルごとのランキング形式となっています。

「一般小説」「男性誌マンガ」「女性誌マンガ」の上位ベスト5は以下の通りです。

2013年上半期 最も面白かった女性誌マンガ・トップ5

1位 『俺物語!!』(1~3巻)アルコ/作画 河原和音/原作 集英社マーガレットC
笑って泣けて、胸キュンも満載の、爆笑純情コメディー!
俺物語!! 1
2位 『きょうは会社休みます。』(1~3巻)藤村真理 集英社マーガレットC
彼氏いない歴33年&処女歴33年のまま迎え、処女をヴィンテージレベルまでこじらせた花笑に、誕生日の奇跡が起きる!?
きょうは会社休みます。
3位 『海街diary』(1~5巻) 吉田秋生 小学館フラワーC
海の見える街、古都・鎌倉を舞台に、吉田秋生が清新なタッチで描く、感動の家族の喪失と再生の物語!
3位 『海街diary』
4位 『アオハライド』(1~7巻)咲坂伊緒 集英社マーガレットC
熱く青く一生懸命にぶつかりあう高校生活グラフィティ!
アオハライド 1
5位 『オオカミ少女と黒王子』(1~6巻) 八田鮎子 集英社マーガレットC
クールな見た目からは想像つかないほど腹黒な佐田くんに弱味を握られたエリカは、彼の“犬"を命じられ…!?
オオカミ少女と黒王子』(1巻)

2013年上半期 最も面白かった男性誌マンガ・トップ5

1位 『坂本ですが?(1巻)』(佐野菜見/エンターブレインビームC)
漫画誌フェローズで熱い注目を浴びる人気連載がついに単行本化! 端整な絵柄で本物の笑いを生み出す新鋭・佐野菜見のデビュー作!
1位 『坂本ですが?(1巻)』(佐野菜見/エンターブレインビームC)
2位】『暗殺教室(1~4巻)』(梥井優征/集英社ジャンプC)
椚ヶ丘中学校3年E組は生徒全員が先生の命を狙う暗殺教室。教師と生徒、標的と暗殺者の異常な日常が始まる!
2位】『暗殺教室(1巻)』
3位 『テラフォーマーズ(1~5巻)』(貴家 悠:作 橘 賢一:画/集英社ヤングジャンプC)
西暦2599年──。火星のテラフォーミングが進行し、その地表は一面の苔とある生物で覆われていた。そして、選ばれし15人の若者達は重要任務の遂行を期待され、有人宇宙船『バグズ2号』に搭乗し、火星へと向かう。かの地で彼らを待つ、想定外の進化を遂げた生物の正体とは…!?
3位 『テラフォーマーズ(1巻)』
4位 『ドリフターズ(1~3巻)』(平野耕太/少年画報社ヤングキングC)
A.D.1600天下分け目の関ヶ原、生死の狭間で開いた異世界への扉・・・。
4位 『ドリフターズ(1~3巻)』(平野耕太/少年画報社ヤングキングC)
5位 『銀の匙 Silver Spoon(1~7巻)』(荒川 弘/小学館少年サンデーC)
5位 『銀の匙 Silver Spoon(1巻)』
大自然に囲まれた大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾。都会育ちには想定外の事態が多すぎて戸惑いの青春真っ最中。仲間や家畜たちに支えられたりコケにされたりしながらも日々奮闘する、酪農青春グラフィティ。超ヒット作『鋼の錬金術師』の荒川弘の最新作!

2013年上半期 最も面白かった小説・トップ5

1位 『64(ロクヨン)』 横山秀夫 文藝春秋
昭和64年に起きたD県警史上最悪の誘拐殺害事件を巡り、刑事部と警務部が全面戦争に突入。広報・三上は己の真を問われる。究極の警察小説!
1位 『64(ロクヨン)』
2位 『何者』 朝井リョウ 新潮社
就活大学生の自意識をリアルにあぶりだす、書下ろし長編小説。第148回(平成24年度上半期) 直木賞受賞作品。
『何者』
3位 『世界から猫が消えたなら』 川村元気 マガジンハウス
僕の葬式。僕の枕元に集まる人はどんな人たちだろうか。かつての友達、かつての恋人、親戚、教師、同僚たち。そのなかで僕の死を心から悲しんでくれる人は、何人いるのだろうか。僕と猫と陽気な悪魔の7日間の物語。
3位 『世界から猫が消えたなら』 川村元気 マガジンハウス
4位 『旅猫リポート』 有川 浩 文藝春秋
『旅猫リポート』
最強のストーリーテラーによる青年と猫のロードノベル。あたたかな光溢れるラストまでどのページにも忘れ難い風景が広がります!
4位 『想像ラジオ』 いとうせいこう 河出書房新社
『想像ラジオ』
耳を澄ませば、彼らの声が聞こえるはず。ヒロシマ、ナガサキ、トウキョウ、コウベ、トウホク…。生者と死者の新たな関係を描いた世界文学の誕生。

※「Book of the Year」のランキング詳細は「ダ・ヴィンチ」2013年7月号に掲載されています。

ダ・ヴィンチ 2013年 07月号

参考URL