中国からのシフトが鮮明なASEAN。特に伸長著しいインドネシア

東洋経済 Onlineにて2013年7月18日(木)、最新の「海外進出先ランキング」トップ50が発表されました。

東洋経済は上場企業はじめ国内有力企業を対象に1967年から日本企業の海外進出に関する調査を行っていますが、直近の2012年10月実施の第42回調査の結果を『海外進出企業総覧2013年版』として刊行しています。

そのデータによると、調査時点現在における日系海外現地法人数は2万5204社。新規進出件数を年次別に見ていくと、2011年は全世界で1017件。ピークだった2004年(1048件)とほぼ並び、海外進出は勢いを取り戻していることがわかります。2012年は736件でしたが、これは2012年10月時点までの集計で、次回調査では上方修正され1000件を超えるものと見込まれる、としています。

近年の特徴は進出先の分散が進んでいることで、新規進出先の年次別でみた国別ランキングでは、中国がトップを維持しているものの、かつてほどの中国一辺倒ではなくなっている、としています。

その一方、ASEAN10カ国の合計が32.7%と中国を上回っています。中でもインドネシア、タイ、ベトナムが目立ち、またASEAN以外ではインドがランキングの上位にあります。

特に伸長著しいのがインドネシアで、2012年に設立または操業を開始した新規進出現地法人数(今回調査時点判明分)は70件、13年以降の進出予定も14件と、ともに国別では中国に次ぐ第2位へと上昇している、としています。

インドネシアの人口は世界第4位の2億4000万人弱という巨大な市場が魅力です。2004年のユドヨノ政権発足後は、経済も安定成長に向かい、2010年以降GDP成長率は6%台を維持しています。2008年には日本・インドネシア間の経済連携協定(EPA)が発効し、投資環境は着々と整いつつあります。今後も、さらなる成長への期待の下、日本企業のインドネシア進出が続く見込みです。

日本企業の海外進出先ランキング トップ10

国名・地域名の次の数字は進出件数。()内の数字は世界全体に対する構成比。

  • 第1位 中国 6091件 (24.2%)
  • 第2位 アメリカ 2276件 (13.4%)
  • 第3位 タイ 1853件 (7.4%)
  • 第4位 香港(中国) 1220件 (4.6%)
  • 第5位 シンガポール 1111件 (4.4%)
  • 第6位 台湾 989件 (3.9%)
  • 第7位 インドネシア 862件 (3.4%)
  • 第8位 イギリス 847件 (3.4%)
  • 第9位 マレーシア 829件 (3.3%)
  • 第10位 韓国 815件 (3.2%)

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