2014年度「世界の銀行ランキング」 by ザ・バンカー
中国の銀行が、世界の銀行ランキング第1位、第2位に! 中国の銀行の利益は世界の3割!
イギリスのファイナンシャル・タイムズが発行する金融専門誌「ザ・バンカー」(The Banker)が2014年6月30日(月)、「2014年世界の銀行ランキング トップ1000」(Top 1000 World Banks 2014)を発表しました。
同ランキングによると、第1位は昨年同様、ICBC(中国工商银行)がランクイン。
さらに第2位は、China Construction Bank Corp.(中国建設银行)となり、中国の国有銀行が初めて第1位と第2位となりました。
この「2014年世界の銀行ランキング トップ1000」は、「ティア1」と呼ばれる質の高い自己資本の金額をもとに毎年、発表しているもの。
トップ10内には、中国の4大国有銀行である中国銀行が第7位、中国農業銀行も第9位にランクイン。つまり、中国の4大国有銀行が全てトップ10内にランクインしたことになります。
「ザ・バンカー」(The Banker)誌によれば、
昨年の世界の大手銀行1000行による税引前利益は総額9200億米ドル(約93兆4300億円)。このうち中国の銀行が32%を占めている、としています。
銀行の国別の利益でも、中国は29244億ドル(約30兆円)と、アメリカの1832億ドル(約19兆円)を上回っています。利益の規模だけを見れば、中国が「世界一の金融大国」という図になります。
なお、三菱UFJフィナンシャル・グループは昨年から3つランクダウンして第10位でした。
2014年度の世界の銀行ランキング トップ10
- 第1位 ICBC(中国工商银行) 中国
- 第2位 China Construction Bank Corp.(中国建設银行) 中国
- 第3位 JPMorgan Chanse & Co(JPモルガン・チェース) アメリカ
- 第4位 Bank of America(バンク・オブ・アメリカ) アメリカ
- 第5位 HSBC Holdings イギリス
- 第6位 Citigroup アメリカ
- 第7位 Bank of China(中国银行) 中国
- 第8位 Wells Fargo & Co アメリカ
- 第9位 Agricultural Bank of China(中国农业银行) 中国
- 第10位 Mitsubishi UFJ Financial Group(三菱東京UFJ銀行) 日本
参考URL
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Top 1000 World Banks 2014
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