世界で一番辛い唐辛子は? 唐辛子の辛さランキング
世界で最も辛い唐辛子は、スコヴィル値は200万のトリニダード・モルガ・スコーピオン!
イギリスのイギリスの新聞「テレグラフ」(Telegraph)が先ごろ「唐辛子の辛さランキング トップ10」(Hot stuff: top 10 chillies in order of heat)を掲載しました。
唐辛子には、激辛のものから甘いものまで世界中に沢山の種類があります。
そもそも辛さとは、トウガラシ属の植物の果実に含まれるカプサイシンという物質が生み出すもの。
このカプサイシンが人間の辛味受容体の神経末端を刺激すると、人は「辛い」と感じます。
この辛さを表す単位に「スコヴィル値(スケール)」(Scoville scale、Scoville Heat Units)があります。
スコヴィル値(スケール)は、1912年に化学者のウィルバー・スコーヴィルが発明した単位で、「何倍の砂糖水で薄めたら辛味を感じなくなるか?」というスコーヴィル味覚テスト(Scoville Organoleptic Test)に基づいています。スコヴィル値はカプサイシンの量に比例します。
今回のランキングは、この辛さを図る単位であるスコーヴィル値(スケール)に基いてテレグラフが作成したものです。
ランキングのトップは、ギネス・ワールド・レコーズに「世界一辛いトウガラシ」としても認定されているトリニダード・モルガ・スコーピオンでした。そのスコヴィル値は、ナント、200万!
ちなみに、混じりっけ無しの純粋なカプサイシンのスコーヴィル値は1600万です。
唐辛子の辛さランキング トップ10
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第1位 トリニダード・モルガ・スコーピオン(Trinidad Moruga Scorpion) スコヴィル値:200万
ゴルフボール大の鮮やかな唐辛子。現在、ギネス・ワールド・レコーズに「世界一辛いトウガラシ」としても認定されています。最初は甘く、やがて凄まじい辛さが襲うそうです。 -
第2位 ブート・ジョロキア(Bhut Jokolia) スコヴィル値:100万。
「ゴースト・ペッパー」(Ghost Pepper)の異名を持つ、北インドやバングラディシュにある唐辛子。 -
第3位 レッド・サヴィーナ(Red Savina pepper) スコヴィル値:25~45万。
激辛でお馴染みのハバネロを元にした唐辛子で、深い真紅の色をしています。 -
第4位 スコッチ・ボネット(Scotch Bonnet) スコヴィル値:10~35万。
火の玉」(Ball of Fire)、あるいは「マダム・ジャネット」(Madame Jeanette)という異名を持つカリブ原産の唐辛子です。 -
第5位 バード・アイ(Bird’s Eye Chilli) スコヴィル値:5~10万。
タイ料理や韓国料理で使われる唐辛子です。 -
第6位 カイエンヌ・ペッパー(cayenne pepper) スコヴィル値:3~5万。
濃い赤色をした、南米カイエンヌ産の唐辛子です。 -
第7位 ハラペーニョ(Jalapeño) スコヴィル値:2500~1万。
メキシコ原産の唐辛子で、タバスコ・ソースに原料としてもポピュラーです。 -
第8位 ペルヴィアン・ロコト(Peruvian Rocotillo pepper) スコヴィル値:1000~2500。
緑か黄色をした、南米の唐辛子。 -
第9位 ピミエント(miento) スコヴィル値:100~900。
小さな丸い形をした唐辛子。スペインのグリーン・オリーブの瓶詰めなどでよく見かけます。 -
第10位 スイート・ベル・ペッパー(sweet bell pepper ) スコヴィル値:0
いわゆるパプリカで、スコヴィル値は0。つまり全く辛くありませんが、これも唐辛子の一つです。
参考URL
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Hot stuff: top 10 chillies in order of heat – The Telegrap
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