2014年、最も魅力的な市区町村&都道府県は? 「地域ブランド調査2014」

2014年、最も魅力的な市区町村&都道府県は? 「地域ブランド調査2014」

全国1000の市区町村と47都道府県の魅力度ランキング「地域ブランド調査2014」

コンサルタント会社のブランド総合研究所は2014年10月6日(月)、「第9回地域ブランド調査2014」の結果を発表しました。

「地域ブランド調査2014」は、全国1000の市区町村(全789市+東京23区+188町村)と47都道府県を対象に、それぞれの認知度や魅力度、イメージなど全74項目からなる消費者調査。

調査時期は2014年7月1日~7月22日、調査方法はインターネット調査によるもので、20代~60代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収。有効回収数は31,433人(地域ごとの回答者数は平均で593人)です。

2014年最も魅力的な市区町村ランキングの第1位は函館市! – 地域ブランド調査2014

今年の調査結果によると、2014年日本全国で最も魅力的な市区町村ランキングの第1位となったのは函館市でした。同市が第1位となったのは2009年以来、2回目となります。

函館市のスコアは51.3点(前年53.4点)。回答者の77.9%が函館市を「魅力的」だと回答しています。

第2位は前年の第3位から1つ順位をランクアップさせた札幌市。スコアは49.1点(前年52.1点)で、函館市との差は僅か0.4点でした。

札幌市は「観光意欲度」で第1位となった他、「産品購入意欲度」でも、調査開始以来、初めて第1位を獲得しています。

第3位は、昨年第1位だった京都市でスコアは48.0点。前年に比べて5.8点低下しています。

なお、北海道の市町村は、第1位の函館市、第2位の札幌市の他、小樽市(第4位)、富良野市(第6位)も、ベスト10内にランクインしています。

全国187自治体が対象となっている町村では、屋久島町が34.7点で第10位にランクインした他、軽井沢町が第15位、箱根町が第17位にランクインしています。

その他、今年、目立った市町村として、2014年6月に「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産登録が決定した富岡市(群馬県)があります。

富岡市は情報接触度が前年と比べて30.1点上昇しており、ランキングは昨年の第501位から第26位へと大幅にランクアップ。

魅力度、観光意欲も大きく上昇しており、今回の世界遺産登録決定が富岡市のイメージ向上などに寄与したことが分かります。

Hakodate
Hakodate / titoairedale

2014年 日本全国の市区町村魅力度ランキング トップ30

※順位 市区町村 スコア。

  • 第1位 函館市(北海道) 51.3
  • 第2位 札幌市(北海道) 49.1
  • 第3位 京都市(京都府) 48.0
  • 第4位 小樽市(北海道) 45.2
  • 第5位 横浜市(神奈川県) 43.4
  • 第6位 富良野市(北海道) 42.0
  • 第7位 神戸市(兵庫県) 40.9
  • 第8位 鎌倉市(神奈川県) 37.0
  • 第9位 金沢市(石川県) 36.5
  • 第10位 屋久島町(鹿児島県) 34.7
  • 第11位 石垣市(沖縄県) 33.9
  • 第12位 別府市(大分県) 33.8
  • 第13位 日光市(栃木県) 33.0
  • 第14位 那覇市(沖縄県) 32.0
  • 第15位 軽井沢市(長野県) 31.5
  • 第16位 熱海市(静岡県) 31.0
  • 第17位 箱根町(神奈川県) 30.5
  • 第18位 伊豆市(静岡県) 29.5
  • 第19位 宮古島市(沖縄県) 29.2
  • 第20位 新宿区(東京都) 29.0
  • 第21位 出雲市(島根県) 28.7
  • 第22位 沖縄市(沖縄県) 28.3
  • 第22位 仙台市(宮城県) 28.3
  • 第22位 福岡市(福岡県) 28.3
  • 第25位 伊勢市(奈良県) 28.0
  • 第26位 旭川市(北海道) 27.7
  • 第27位 登別市(北海道) 27.0
  • 第28位 名古屋市(愛知県) 26.7
  • 第29位 長崎市(長崎県) 26.1
  • 第30位 浦安市(千葉県) 25.2
  • 第30位 釧路市(北海道) 25.2

2014年最も魅力的な都道府県ランキングのトップは6年連続で北海道! – 地域ブランド調査2014

一方、日本全国47都道府県の魅力度ランキングの1位は北海道連続1位でした。スコアは62.7点。

2009年に都道府県を調査対象に加えて以来、6年連続で第1位に輝いています。

市区町村の魅力度ランキングでも、函館市が第1位となっていることをはじめ、札幌市(第2位)、小樽市(第4位)、富良野市(第6位)と、ベスト10以内に北海道内の4市がランクインしています。

北海道内各市の魅力が北海道という地域の魅力を高めています。

続いて魅力度が高かったのは京都府。スコアは50.1点(前年49.1点)。

第3位は沖縄県。スコアは43.0点(前年44.3点)。沖縄県は北海道同様、石垣市(第11位)、那覇市(第14位)、宮古島市(第19位)など、魅力度の高い市町村を県内に複数あります。

なお、第1位から第9位までのランキング順位は、昨年と同じでした。

今回の調査で最下位となった都道府県は、2年連続で茨城県でした。魅力度に相関の高い観光意欲度も6年連続最下位となっています。

摩周湖 (摩周湖第一展望台) Masyuko lake (Hokkaido, Japan)
摩周湖 (摩周湖第一展望台) Masyuko lake (Hokkaido, Japan) / jetalone

2014年 都道府県の魅力度ランキング(47都道府県)

※順位 都道府県 スコア 

  • 第1位 北海道 62.7
  • 第2位 京都府 50.1
  • 第3位 沖縄県 43.0
  • 第4位 東京都 41.5
  • 第5位 神奈川県 30.6
  • 第6位 奈良県 29.3
  • 第7位 福岡県 26.4
  • 第8位 大阪府 26.3
  • 第9位 長野県 25.6
  • 第10位 長崎県 23.0
  • 第11位 石川県 22.9
  • 第12位 兵庫県 22.8
  • 第13位 宮城県 21.9
  • 第14位 静岡県 20.9
  • 第15位 熊本県 19.3
  • 第16位 鹿児島県 18.5
  • 第17位 愛知県 18.0
  • 第18位 青森県 17.5
  • 第19位 千葉県 17.1
  • 第20位 秋田県 16.6
  • 第21位 広島県 16.4
  • 第22位 大分県 15.4
  • 第23位 富山県 15.1
  • 第24位 岩手県 14.4
  • 第25位 宮崎県 14.3
  • 第26位 香川県 14.1
  • 第26位 島根県 14.1
  • 第28位 山形県 14.0
  • 第29位 福島県 13.6
  • 第30位 山梨県 13.5
  • 第31位 愛媛県 13.4
  • 第32位 三重県 13.1
  • 第33位 高知県 12.6
  • 第34位 山口県 12.5
  • 第35位 新潟県 12.0
  • 第36位 鳥取県 11.7
  • 第37位 和歌山県 11.6
  • 第38位 岡山県 11.5
  • 第39位 滋賀県 11.4
  • 第40位 岐阜県 11.3
  • 第41位 栃木県 9.9
  • 第42位 埼玉県 9.2
  • 第43位 佐賀県 9.1
  • 第43位 徳島県 9.1
  • 第45位 福井県 8.9
  • 第46位 群馬県 8.8
  • 第47位 茨城県 6.5

参考URL

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地域ブランド調査2014
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