財務面から見た企業の真の実力をランキング化! 2014年版 「第8回新・企業力ランキング」 トップ200
財務データを基に企業の真の企業の力を探る「第8回新・企業力ランキング」2014年版で、国際石油開発帝石が3年連続でトップ!
東洋経済Online(東洋経済新報社)は2014年1月20日(月)、財務データを基に企業の真の企業の力を探る「第8回新・企業力ランキング」2014年版を発表しました。
「新・企業力ランキング」は、企業の成長性、収益性、安全性、規模の4つのカテゴリーで合計20の財務指標を3年平均。多変量解析の「主成分分析」で相対評価を行い、それぞれ500点から1000点の間で得点化し、それらを合計してランキング化したもの。
対象企業は2013年9月1日時点で上場している一般事業会社(銀行、証券、保険、その他金融は除く)のうち、主成分析用の財務データが取得可能だった3330社です。決算期は2013年3月期までが対象。
さて、今回で第8回めとなる同ランキングのトップは、3年連続で国際石油開発帝石(国際帝石)でした。総合得点は3756点。カテゴリーごとに見ると、「成長性」が904点、「収益性」が890点、「安全性」が962点、「規模」が1000点と、いずれも高得点をマークしています。
次いで第2位は、前年第3位からランクアップしたファナックでした。総合得点は3707点で、前年3601点から100点以上の大幅アップしています。「成長性」は951点、「収益性」は872点、「安全性」は996点、「規模」は888点と、高いレベルでバランスよく高得点。
ファナックは、工作機械用NC(数値制御)装置の世界No.1企業として、独自技術に強みを持っています。これまで、第9位(2011年)、第3位(2012年)、そして今回の第2位と着実にランクアップしており、首位を伺う勢いです。
第3位は、3年連続で第2位だったヤフーで、総合得点は3597点でした。「成長性」は883点、「収益性」は923点、「安全性」は985点、「規模」は806点と、いずれも高得点ですが、2012年に比べると、成長性は24点、収益性は43点減少しています。
第4位は、前年の第10位から大幅にランクアップしたデンソー(総合得点3575点)でした。「成長性」は802点、「収益性」は802点、「安全性」は971点、「規模」は1000点と、安全性、規模が特に高いことが分かります。
第5位は、前年の第8位からランクアップした、ソーシャルゲームのグリー(総合得点3572点)。「成長性」は1000点、「収益性」は1000点、「安全性」は957点、「規模」は651点と、成長性、収益性が高いことが分かります。
第6位はNTTドコモ(総合得点3571点)。「成長性」が721点、「収益性」が861点、「安全性」が989点、「規模」が1000点でした。NTTドコモは、売り上げの面では伸び悩んでいますが、高財務体質を持続しています。
2014年版 「第8回新・企業力ランキング」 トップ30
※企業名の後の数字は、総合得点。
- 第1位 国際石油開発帝石(国際帝石) 総合得点3756点
- 第2位 ファナック 3707点
- 第3位 ヤフー 3597点
- 第4位 デンソー 3575点
- 第5位 グリー 3572点
- 第6位 NTTドコモ 3571点
- 第7位 キャノン 3557点
- 第8位 コマツ 3556点
- 第9位 ディー・エヌ・エー 3555点
- 第10位 武田薬品工業 3522点
- 第11位 大塚ホールディングス 3509点
- 第12位 ブリジストン 3507点
- 第13位 信越化学工業 3506点
- 第14位 京セラ 3499点
- 第15位 リブセンス 3498点
- 第16位 トヨタ自動車 3494点
- 第17位 富士フィルムホールディングス 3472点
- 第18位 ソフトバンク 3471点
- 第19位 住友電気工業 3468点
- 第20位 クックパッド 3465点
- 第21位 エムスリー 3458点
- 第22位 アイシン精機 3456点
- 第22位 日本M&Aセンター 3456点
- 第22位 ネクソン 3456点
- 第25位 スタートトゥデイ 3453点
- 第26位 東京ガス 3452点
- 第27位 クルーズ 3449点
- 第28位 カカクコム 3447点
- 第28位 日本電信電話 3447点
- 第28位 日産自動車 3447点
- 第28位 キーエンス 3447点
参考URL
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最新版 「新・企業力ランキング」 トップ200
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